神奈川工科大学 研究推進機構 先進自動車研究所
特任教授・所長 井上 秀雄 氏
モビリティ・DX(デジタルトランスフォーメイション)時代とは? 情報とモビリティが高度に融合し,人・クルマ・交通社会のエコシステムを大きく変革させるモビリティ・DXへのパラダイムシフトが始まっている.シリコンバレーの勇者,欧州自動車大国,中国の台頭,新規参入者,新興国とボーダーレスの競争と協調のカオスの時代になったとも言える.自動車技術の歴史を振返り,エコシステムの基盤となる安全技術の進化,運転知能の深化,仮想空間シミュレーションによるデジタルツイン等の事例から,モビリティ・DX,SDV(Software Defined Vehicle)時代の日本の課題と展望について皆様と一緒に考えてみたい
– 1978年 早稲田大学理工学部卒業.トヨタ自動車(株) 入社.
– 車両制御開発室長、統合システム開発部 部長、
先端先行企画室 室長(部長級)等を歴任.
– 車両運動制御(VSC/VDIM等),運転支援・自動運転,
車両系統合制御システム全般の開発に従事.
– 2016年 神奈川工科大学
創造工学部 自動車システム 開発工学科/機械システム工学専攻 教授 に就任.
– 2021年~ 同 研究推進機構 先進自動車研究所 所長・ 特任教授.
– 2018年~ 東京農工大学 機械システム工学専攻 客員教授
– 2018年-2022年 SIP自動運転第2期DIVPプロジェクトリーダ
– 2023~現在 METI支援のDIVPコンソーシアムリーダ として継続 等.
– JSAE 代議員,論文査読編集委員,アクティブセーフテ ィ部門委員会委員,
運動・運転シミュレーション標準化部門委員会委員,JSME会員 等
<専門分野>
自動車の運動と制御,自動車工学全般,
ADAS/自動運転の開発,及び,知能化と安全性に関する研究,
仮想空間シミュレータの研究開発 等.
<受賞等>
1992年 FISITA論文賞,
2009年 NHTSA_US Government Award,
2016年 日本機械学会 業績賞 等.